今回の公園めぐりデジタルスタンプラリーは、前回の汐入公園の向かいにある東白鬚公園に行きました。
隅田川に沿って南北に細長い公園。ゼロメートル地帯だそうで防災拠点として作られた公園だそうです。(地図は右が北)
水辺好きな自分としては、まず地図の右にある北池に向かいました。
この看板は葛飾北斎が描いた8枚の隅田川八景シリーズのうちの1枚「梅若の秋月」について説明していました。看板に描かれているのは、子供とお母さんが仲良く舟遊びをしている様子ですが、実際に木母寺に伝わる梅若伝説はとても悲しい物語だそうです。
京からさらわれた梅若丸は病となり12歳で隅田川宿でなくなる。母の花御膳は梅若丸を探しさまよったという。室町時代には能の題材になったそう。
「たずねきて 問わばこたえよ 都鳥 隅田河原の 露と消えぬと」
この都鳥はユリカモメとのこと。隅田川の名物らしいです。
纏は江戸時代の火消しの道具で、都民の安全を願って纏のモニュメントを作ったそう。
江戸時代の美しい隅田河畔の雪景色が描かれている「雪月花 隅田」という作品。絵の手前に見える家のような建物が、江戸時代の隅田川神社だそうです。絵の中央の森の中には木母寺も描かれています。
青のグラデーションがとても美しい絵です。江戸時代は雪が積もるほど寒かったのかな。こんなに葛飾北斎の看板があるのはなぜだろうと思ったら、葛飾北斎が当時の武蔵国葛飾郡(今の墨田区の北斎通りあたり)で生まれたので、地元民だったのですね。
両国のあたりにすみだ北斎美術館もあるそうなので、いつか行ってみたくなってきました。そしてこの看板は全部で16枚もあるそう。看板探しも楽しそうだなぁ。
隅田神社からさらに南に進むと、樹々の間で鳥たちの声がよく聞こえてきました。
オナガは初見ですが、ギャーギャーという鳴き声に驚きました。美しい花壇もあったのですが、鳥に夢中になって写真を撮り忘れました。
公園の南端の南池までやってきました。スカイツリーもよく見えます。
東白鬚公園は、いろんな鳥や葛飾北斎の絵も見ることができて、楽しめました。
南池から明治通りに出ると、向島百花園が近いことに気づいたので、次はそちらに向かいます。
東白鬚公園
〒131-0034 東京都墨田区堤通2丁目2
<参考>
都鳥(みやこどりはユリカモメ?) | テクニカルノート | 株式会社エコリス
梅若伝説 - 木母寺 公式ホームページ (天台宗 梅柳山 隅田川厄除大師)