岩淵八雲神社の後、1110cafeで昼食をとり、西新井大師へ向かいました。
立派な山門をくぐると、紫白赤黄緑の色どりあさやかな布がたなびく大本堂が見えます。
五色の幕にはお花や唐草模様のような刺繍も入っていました。この幕は五正色幕といって、古代中国の陰陽五行説に基づくものだそう。
陰陽五行説では、陰と陽と五行(木・火・土・金・水)という5つの要素があり、色で表すと「青・赤・黄・白・黒」になり、方角で表すと「東・南・中央・西・北」を示すそうです。このうち青が緑色になっていて、黒が紫色の幕になったもののよう。
そう考えると仏教はとてもカラフルなのですね。木が青で、水が黒とは独特だなぁ。
友人が甘酒を買っていました。
三匝堂の中には、こんなにたくさんの像がまつっているのですね。見てみたい。大本堂の十一面観音も見てみたかったなぁ。
三匝堂の近くには珍樹 寒桜の看板がありました。
当日は1月28日というまだ真冬の時期でしたが、かなり満開で驚きました。
桜を見た後に、参道をぶらぶら。山門の目の前には、中田屋と清水屋という2大だんご屋さんの草だんごが有名なのだとか。食べたかったのですが、おなかがいっぱいで食べれず。また今度来よう。。
参道を歩いて四つ角にでると、年季の入った看板に かどや の文字。
友人たちは、ここで今川焼を食べていました。美味しそう。
〒123-0841 東京都足立区西新井1丁目15−1
9時から16時30分まで
<由来>
創建は天長3年(西暦826年 平安時代)に、巡錫(各地をまわって教えを広める)中で弘法大師(空海)が当所に立ち寄り悪疫流行になやむ村人たちを救おうと、自ら十一面観音像と自身の像を彫って、観音像を本尊にそして自身の像を枯れ井戸に安置して二十一日間の護摩祈願を行った。
すると清らかな水が湧き、病も治ったそう。井戸がお堂の西側にあったことから「西新井」の地名ができたとのこと。
<ご本尊>
十一面観音
苦しんでいる人をすぐに見つけるために頭の上に11の顔があり、全方向を見守っている。それぞれの顔は人々をなだめたり怒ったり、励ましてくれたりする。十種勝利(現世利益)と四種果報(死後成仏)という様々なご利益があり、千手観音菩薩と並んで人気の高い観音
<ゆかりの人>
平安時代初期のお坊さん。 大日経という経典に興味を持って、31歳のとき密教を学ぶために唐へ渡り、2年後に帰国して真言宗という宗派を開いた。
空海が開いた真言宗では、大日如来が本尊。即身成仏(今この世に体のあるうちに仏になれる)が教え。
そのために必要な修行が三密というもの。体、言葉、心を整えるのが欠かせないと説いている。
<参考>
西新井大師内のマップ ↓ 13番が西新井の地名の由来になった井戸
五正色幕とは
十一面観音について
弘法大師とは