以前のブログで日本酒12本セットを買った紹介をしましたが、
その中の一つ 熊本県酒造研究所の「香露 熊本酵母仕込 大吟醸」を頂きました。
熊本県酒造研究所といえば、熊本に降臨した「酒の神様」野白金一先生が培養した「きょうかい9号酵母」。それとは別に管理している「熊本酵母」を頒布しています。
それまでの酵母は安定的な酒造りを重視していたのに、「熊本酵母」は酸が穏やかで、華やかな香りを作ることが出来る新たな酵母。1968年に全国への頒布が始まると、各地で香りの良いお酒がつくられる様になり、吟醸酒人気の火付け役となった酵母だそうです。
ボトルが四角柱のようになっていて特徴がある。
吟醸酒は、4割以上精白(精米歩合60%以下に)した白米を原料に用い、低温(5~10度ほど)で長期間(およそ30日以上)発酵させたもの。
熊本酵母は、それまでの酔って楽しむお酒から味わうお酒へ日本酒を新しくした酵母とも言われるそう。
この香露は精米歩合38%とほぼ心白(米の中心の白濁している部分)やないか!
どれだけ削ってるんねん!と突っ込みをいれたくなるような贅沢な磨き方。
飲み口は、キリっと辛口でいて爽やかでした。
参考:熊本酵母についての詳細
参考
吟醸、純米、本醸造とは、どのような酒ですか? 香り・コク、特定名称の各製法で生み出される特徴ある酒質|知る・学ぶ お酒の博物誌|月桂冠 ホームページ
酒造りに適したお米の条件「心白(しんぱく)」とは?【専門用語を知って、日本酒をもっと楽しく!】 | 日本酒専門WEBメディア「SAKETIMES」